小径自転車(折りたたみ自転車・ミニベロ)カスタマイズ・改造・ドレスアップ |
④専用工具あり 調 整あり |
チェーン交換 用意するもの チェーン チェーンコネクター(コネクトピンでも可) 必要工具 チェーンカッター スパナ(シングルスピード用) チェーンは消耗品です。 自転車のチェーンは、ドーナツ型のローラーを挟んだブタ鼻状のプレートを、外側のガイドプレートと交互にピンで繋ぐことで出来ている部品です。 よ くチェーンが伸びたと表現されますが、びよーんと伸びる訳ではなく、摩耗により構成部品同士に隙間が出来てしまった状態です。ガタが出ているような感じで す。元々チェーンには微妙な遊びがあり、これにより変速時、チェーンリングの延長線上に後ろのギアが来ない、ねじれ、の状態でもチェーンが外れずに駆動力 を伝えることが出来ます。遊びは必要な余裕で、ガタは不要な隙間、ということらしいです。 チェーンの伸びを判定する工具もありますが、そこまでしなくても、チェーンが飛ぶ、たるんでいるなど、おかしいなと感じたら交換した方が良いです。 チェー ンは、輪、の状態では無く、紐、の状態で販売されています。長さについてはリンク数というピンと来ない単位で表示されていますが、折りたたみ自転車では長 いチェーンを必要とするものが多いです。足りないことはほぼありませんが、迷ったら長めを購入しておけば良いです(ほとんど大丈夫ですが)。 チェーンは変速段数により厚みに差があり、シングルスピード用、6~8速用、9速用、10速用、11速用となるにつれて、薄くなっていきます。購入時には確認が必要です。 チェーンにはグレードがあり、同じ変速段数でも値段が異なるものもあります。グレードでの違いは精度と重量だと言われていますが、好みで選べば良いと思います。 ☆チェーンカッター。チェーンを固定するネジが無いものもありますが、ハンドルを回してピンを押しだす機構は共通です。 まず古いチェーンをチェーンカッターを使って切断します。 変速機のあるタイプなら、前側も後ろ側も大きなギアに、変速しておいて下さい。 変速機の無いタイプなら、後輪の取り付けナットを緩めて、さらにチェーン引きのナットも緩めて、後輪自体をフレームの奥へ押し込むように動かしておいて下さい(チェーン引きの代わりにチェーンテンショナーが付いてる自転車は何もしなくて大丈夫です)。 チェー ンカッターにチェーンをセットし、固定ネジなどで動かないようにし、ハンドルをゆっくり時計回りに締めこんでいくと、棒状のシャフトがチェーンのピン部分 に当たり、そのまま押し込むようにして、反対側からピンを排出する仕組みです。ピンの真ん中に棒状のシャフトが当たっていないようでしたら、破損の原因な のでチェーンを固定し直して下さい。 チェーンを切断出来たら、新しいチェーンを用意します。 ※チェーンリング交換等をしないで、チェーンだけ代えるならば、外したチェーンの長さを元に、新しいチェーンをこの時点でカットしてしまうと楽です。チェーンコネクターを使用する場合、ピンで繋いである場合と長さが微妙に変わります。 カットしたチェーンは「外側:内側」となりますが、コネクターを使う場合「内側:内側」となります。カットしたチェーンの、外側プレートが端にくる方をチェーンカッターにセットし、一番端のピンを外せば「内側:内側」の状態になり、コネクターが使えるようになります。 新しいチェーンをセットします。 変速機のある自転車の場合、新しいチェーンの長さは、一番大きなギア(前後共に)にした状態で、1コマ分(ディレイラーケージ、変速機のアーム部分がちょっと戻る程度)の余裕を持たせてチェーンをカットして下さい。 変速機無しの場合は、チェーン引きを使って弛みを取る前提で、すこし余裕が出る程度の長さで切って下さい。 コネクターを使用するので、チェーンの両端は「内側:内側」の状態にしておいて下さい。 チェーンコネクターでチェーンを繋ぎます。 ☆チェーンコネクターです。○○リンク、のような商品名が一般的です。チェーン同様に変速段数で厚みが変わるので、気を付けて購入してください。 変 速機の無い自転車はチェーン引きのナットを締めて、後輪を後ろに動かしチェーンの弛みを取って下さい。あまりピンと張り過ぎると良く無いので、ほんの少し 弛む程度&ペダルがスムーズに回る程度で調節して下さい(チェーンテンショナーのある自転車はこの調整は要りません。普通にテンショナーにチェーンを通し ておけば大丈夫です)。 ペダルを回してみて、きちんとチェーンが送られるか確認したら終了です。 |